Quantcast
Channel: 鞆の浦日記
Viewing all 1610 articles
Browse latest View live

東濱の夜明け

$
0
0

イメージ 1

イメージ 2

ちょっと夜明け写真が続きますが、、、、
日中はお弓の準備で潰れてたので夜明けの写真が多くてすみません、、、

ホテル景勝館の前から干潮時に海の側まで降りての撮影です。

普段とは少し違う角度なのでちょっと新鮮に見えるかな?


冬型が緩んだ日のこの時期独特の深みのあるグラデーションがとてもきれいな東濱の夜明けの風景です。

歴史まちづくり法を学ぼう

$
0
0

 みなさんは「歴史まちづくり法」という法律をご存知でしょうか?
正確には「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」という長ったらしい名前の法律です。
 
どういう法律かと言えば、歴史的な資産を活用したまちづくりの実施に携わる“まちづくり行政”と“文化財行政”の連携により、『歴史的風致』を後世に継承するまちづくりを進めようとする取組を国が支援するための新たな制度で、文部科学省(文化庁)、農林水産省、国土交通省が連携して行う法律です。
 
イメージ 1(歴史まちづくり法を活用した萩市の事業例)
 
少し漠然としているので、例えば鞆が江戸時代の歴史的風致を活かした国際観光都市を目指すとしましょう。
 
歴史まちづくり法の認定を受ければ、町並保存事業、史跡保存事業、電柱の地中化や道路の美装化などの修景事業、歴史的港湾施設の修理および保存事業、時代と共に失われてしまった歴史的建築物の復元、道路や駐車場などの観光拠点の整備、鞆の伝統文化および祭事などの保存事業、歴史民俗資料館などの整備事業なども行うことも可能で、、、、その項目は多岐に渉ります。
 
イメージ 2
              (歴史まちづくり法を活用すれば鞆城の復活も夢ではない) 
 
 
つまり歴史まちづくり法の認定を受ければ鞆(福山市)は総合的な保存を前提としたまちづくり事業を国の主導で行えるのです。
 
もしこのような総合的な保存・整備事業が鞆でなされたら、そのメリットは計り知れないものがあります。
江戸時代からほとんど町割り(町の輪郭)がほとんど変化していない鞆は、修景作業や歴史的建築物の修築、復元等を行えば江戸時代の都市を再現することも可能であり、ベネチアなどのような国際観光都市に生まれ変わることも決して不可能ではありません。
それによってもたらされる雇用の創出や経済効果は計り知れない可能性があります。
雇用の創出は町の担い手の創出でもあります。
現実には観光化によるプライバシーの問題などもありますが、町の担い手が暮らしを営める為の雇用の場の創出と、歴史、文化の継承なくして未来の鞆はありえないように思えます。
 
既に近隣では岡山県の(備中)高梁市や津山市なども認定を受けてさまざまな事業に取り組んでいます。
 
しかし鞆のある福山市はこのような法律があることを福山市民、並びに鞆の住民に知らせようとはしません。私はそのことが本当に残念でなりません。
この歴史まちづくり法の認定を受ける為には、その市町村が歴史的遺産や景観や伝統文化などを細かく分析し、そして何を保存し、未来へ継承してゆくかを明確にしなければなりません。
つまり歴史的風致を活かした町のマスタープランを作った上で、市町村などの地方自治体が具体的事業活動を考えて、国へ申請する必要があります。
現在の福山市のスタンスではこの歴史まちづくり法の認定を受けるようなスタンスではありませんが、我々福山市民が福山の歴史と伝統文化の重要性を認識し、行政を動かすようになれば決して不可能ではありません。
 
その上で我々はこの歴史まちづくり法をもっと知り、この法律を活用できるような運動を行う必要があるように思います。
 
歴史まちづくり法の概要
 

 
 

土曜の宵びな

$
0
0




今年の鞆・町並ひな祭でも期間中の土曜日には、土曜の宵びなが江之浦町の四つ角界隈で行われています。

この土曜日はとてもさむかったのですが、、、ギャラリーは去年より多かったかも。
と言ってもまだまだ少ないのですが、、、
でも来て戴いた方は一応に満足して帰られたのがよかったですね。

飾られている粘土細工のひな人形は實田玲子さんという方の作品になります。
とてもかわいい素晴らしい作品です。


しかし何度見ても四つ角にはこの宵びなが似合いますね♪

中高生の為の鞆マップ作り

$
0
0

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

日曜日の午前中は盈進学園のヒューマンライツ部の生徒さんと先生らが朝から鞆を訪れて「中高生の為の鞆マップ」の取材に回りました。

今月2月5日に、プロジェクターを使って鞆の様々な場所の事前予習を行いましたが、この日はその中から生徒さんらが写真を見て気に入った場所を実際に訪れて自分の目で確認する作業です。

鞆の大仏、阿弥陀寺の阿弥陀様に見入る生徒さんたち、、、訪問の理由を住職の奥さんに申し出ると気持ちよく出迎えて戴き、また様々なお寺にまつわる説明や小話もして戴きました。
阿弥陀寺は鞆・町並ひな祭にも参加してくれていて、お雛様の前ではいチーズ!


この日は私は午前10時からお弓神事の片付け作業があった為に1時間ほどの同行でしたが、その後はどこを訪れたのか???、、、、はあえて聞かないようにしています(笑)、、、あまり聞くと楽しみが減りますからね♪

はたしてどんなマップが出来るのか?

今から楽しみですね☆

鞆の新名物?! 保命酒入りみたらし団子

$
0
0



正直これはうまかったです!
団子にしてはちょい高い300円也ですが、その分団子がやたらと大きいんです。
小食の女性だったらお昼ご飯になるかも?、、、

味は薄すぎず濃い過ぎず、保命酒の香りが口に広がる絶妙のおいしさです。

この保命酒入りみたらし団子は鞆の西町の太田家住宅前のカヤッカーズCafeにて販売しています。
ちなみこのお店、、、、大船幸太郎という名前だったような気がするのですが、、、、

なんとなくですが、団子を作っている村上さんがお店をやっている時はカヤッカーズCafeで、もう一人の店長?の門田くんがメインの日は店の名が大船幸太郎になっているような気がするのですが、、、、
はたして真相はいかに!?(笑)

まぁとにかく一度喰ってみてください。
これはうまいですよ~!

専修庵 三十三観音像

$
0
0

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

浄土宗阿弥陀寺の本堂の大仏様に向かって右側の部屋に三十三体の観音様が並んでいます。

この観音様はかつて「専修庵」と呼ばれていた観音堂に安置されていたもので、朽ち果てかけていた像を修復して阿弥陀寺に安置しているそうです。


先日、盈進学園の生徒さん、先生方と阿弥陀寺を訪れた際に住職の奥さんが院内を説明してくださった時にこの観音像の存在を知りました。


専修庵はかつての後地村字花田山、現在の焚場町の山際にあったようです。


江戸時代の史料 備陽六郡志には専修庵のついて「医王寺の前、焚場の上に有。元禄のころ‘あみた寺’の住持、本譽桓愚和尚を開基として、暁入法師建立。三十三躰の観音を安置し、西國三十三番の金牌を打り。」とあります。

専修庵の建物はもちろん今はありません。
かつての史料で専修庵というお堂があったという記録しか残っていないと思っていましたが、まさか専修庵に安置されていた観音様が阿弥陀寺に現存していたとは、、、本当に驚きでした。

鞆の津 きまぐれぎゃらりー プロジェクト始動!!、、、?

$
0
0

鞆の津ミュージアムに続く二匹目のドジョウ!!、、、、?

、、、ってほど派手ではありませんが、、現在、西町のある方と共同で小さなオープンギャラリーを作るべく準備を始めています。

さて、、、どこかだか分かりますかぁ?

「きまぐれぎゃらりー」という愛称は「不定期」なギャラリーを意味します。
鞆の津ミュージアムのような正規の施設ではなく、あくまで気の向くままに、そして気軽に場所を提供するようなオープンギャラリーになる予定です。


今夜は建設廃材を使っての看板作りです。
建設廃材と言ってもホームセンターで買えばかなりするような極厚の板を使用しています。

建設廃材利用の看板と言えば鞆の津の商家の看板に続く二匹目のドジョウですね(笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/shimakaze2002/32851897.html


今後、私の勤める会社から建材を購入し、日曜大工(無償奉仕)で内部を仕上げる予定です。
ちなみにこの看板の付く場所は現在も、、、、鞆・町並ひな祭の展示を兼ねて小さなオープンギャラリーをしてるのですが、、、、

これ以上しゃべると秘密にならないので、、、あとは乞うご期待を!

第10回鞆・町並ひな祭  岡本亀太郎本店

$
0
0
今年はお弓神事の当番に、仕事が猛烈に忙しくてほとんどひな祭を見に行けてない状態です、、、
写真に収めた数少ない鞆・町並ひな祭の展示の中から岡本亀太郎本店の展示を紹介します。
 
イメージ 1
今年は去年とはお雛様が違います。ちょっと年代もののような趣ですね。
古いお雛さまが店の雰囲気にとても合っていますね。
そして大きな吊るし雛が目を引きます。

吊るし雛は元々静岡県の東伊豆町の熱海の南隣の稲取地区の風習で、江戸時代後期から伝わるものらしいですね。
毎年同じものではなく、いろいろな思考を凝らして訪れる人をもてなす心に溢れた岡本亀太郎本店のお雛様です。
 
「鞆・町並ひな祭」に関する情報は事務局の鞆の浦歴史民俗資料館のHPでご覧頂けます。
http://www.tomo-rekimin.org/maturi.html
 
また鞆・町並ひな祭のイメージビデオはこちら。

世界之家庭薬

$
0
0

先日、盈進学園の生徒さん達と町を歩いていた時に偶然見つけました。

何百回とそこに行きながら案外その存在に気づきませんでした。

しかし「世界之家庭薬」ってキャッチコピーがいいですね。

鞆通の方はどこだかか分かりますよね?!

大盛況!第10回 鞆 町並ひな祭

$
0
0
今日は本当にたくさんの人出で賑わっていました。
鞆・町並ひな祭のメイン会場でもある鞆の津の商家は大勢のお客様が訪れ、女性会がもてなす保命酒の甘酒の接待を受けていました。
イメージ 1
 
イメージ 2
 
ちょんまげ姿でお客様を出迎えるのは我らが資料館友の会の長老 大濱巌さんです。
ひな祭ではもう10年近くも座り続けているのでちょんまげ姿の方が自然に感じてきました♪
 
イメージ 3
 
奥の間には明治のお雛さまもあります。
 
イメージ 4
 
こうして賑わうひな祭りが10回も迎えることができたのも、住民が主体となって町を盛り上げようと頑張り続けてきたからほかなりません。
 
手作りだからこそ価値がある。
 
本当に誇れる手作りのイベントだと思います。
 
イメージ 5
 

鞆の津 きまぐれぎゃらりー

$
0
0




先日作っていた看板を日曜日に設置しました。

看板を設置した瞬間に、「きまぐれぎゃらりー、、、、ちょっと見て行こっかぁ~」って感じで、爆発的に入場者が増大! やっぱり効果はてき面でした♪

ちなみに材料は建設廃材&余剰材を使用したので¥0円です(笑)

きまぐれぎゃらりーの場所は龍馬談判跡の御船宿いろはの二軒となり、西町の上杉家です。
上杉家は鞆・町並ひな祭にも参加してくれています。


奥さんの恵子おばさんとは親戚(はとこ)の関係であり、また元教師で私の恩師でもあります。

元々絵を描くのが好きで、以前からかつて畳屋をやっていた表の土間を使って小さなギャラリーを作りたいと言っていました。
ひな祭の時期は公民館からパネルを借りて簡易的なミニギャラリー兼ひな祭りの展示を行っていますが、春以降後は私が日曜大工で簡易的な工事を行い、いつでも気軽に絵などを展示できるスペースを作る予定です。

小さな小さなギャラリーですが、こういう小さなまちづくりが、やがては大きな風となる原動力になると思います。
決して背伸びをせず、自分の出来る範囲でまちづくりを実践する。
こういう小さな取り組みの大切さを教えてくれる恵子おばんさんは、私にとってはいつまでも先生ですね。
 

永遠のベストセラー 鳴門堂のさくら餅

$
0
0



鞆の和菓子の老舗 鳴門堂で永遠のベストセラーと言えば泣く子も黙る?さくら餅です。

さくら餅は全国にあるので決して鞆の銘菓とは言えませんが、ここ鳴門堂のさくら餅は店の看板商品でもあり、本当においしい逸品です。

30年以上前に亡くなった祖母が大好きで、祖母の葬儀の際に母が亡き祖母に「いっぱい食べて」と大好物だった鳴門堂のさくら餅を仏前にたくさん供えたことを今でも思い出します。

そのくらい鞆の人々の間でも長きに亘って人気の商品なんです。

素朴で、上品で、飽きのこない本当においしい鳴門堂の看板商品 さくら餅をぜひ一度食べてみて下さい。


追伸で、、、店にはかわいいチョウサイの飾り物もありますよ♪

手作りの温かさ 根本家のお雛さま

$
0
0
鞆・町並ひな祭で個人的に一番のおススメがこの根本家の手作りのお雛さまです。
すべて折り紙で作った手作りびなで、その数には圧巻です。
 
イメージ 1

この手作りびなは観光ガイドもされている奥さんの作で、温厚な奥さんの性格がとてもよく現れています。
基本的には昨年と同じですが、よく比べると昨年よりさらに数が増していました。
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
鞆・町並ひな祭は住民手作りのイベントです。
その原点とも言える手作りの温かさがひしひしと伝わってくるのが、この根本家のお雛さまです。
 
で、、、よく見るとお雛様ではない一団が、、、、、
 
イメージ 4
 
野菜ジュースの紙パックで作った合唱団?は面白くて予期せぬサプライズでした。
 
根本家は鞆の北部、臨在宗慈徳院の道を挟んだすぐ南側にあります。
ひな祭にお越しの際はぜひ見学して見てください。
 
第10回 鞆・町並ひな祭のイメージビデオはこちら
 

 

謎?の小坊主

$
0
0
見たことがない小坊主、、、、
 
イメージ 1
 
ここは安国寺?、、、、、
 
それともかわいいお地蔵さんで知られる正法寺???
 
 
イメージ 2
 
ん、、、小坊主の横に何か看板が、、、、、、、
 
 
イメージ 3
 
どうやらみんなの願いを叶えてくれる小坊主らしいが、、、、、
 
実はこの小坊主、、、鞆好きでたまらないある会社の社長さんが、持参したものらしいです。
場所は西町の田渕屋の横です。
 
みんなが擦って小坊主の色が変わるようになった頃には本当に願いが叶うようになるかもですね。
 
 
イメージ 4
 
 

加瀬野久志・工 機帆船模型&写真展

$
0
0





いよいよ明日3月3日が最終日となった加瀬野久志・工 機帆船模型&写真展を紹介します。

場所は鞆港の中心部、西町のフリースペース白壁の横にある太田家の浜蔵、通称茶屋蔵で開催されています。

加瀬野久志、工さん親子は玉島で木造船を作っていた方で、模型も本物とまったく遜色のない素晴らしい出来栄えです。
模型は外観だけにとどまらずエンジンなども精巧に作られています。
模型とはいえ本当に動きそうなエンジンの模型ですよね!
それもそのはず、加瀬野さん親子の作る模型は博物館などにも納められているそうです。

展示では模型のほか、モデルになった実際の機帆船の写真などもたくさん展示してあります。

3月3日に鞆を訪れる予定がある方はぜひ立ち寄ってみて下さい。

鞆・町並ひな祭 明治のままごと道具

$
0
0




鞆の北部、祇園北町にある池田家といえば我らが資料館の重鎮 池田一彦先生のお宅です。
池田先生のお宅のお雛様の展示は少し他とは違います。

ここではひな祭りで実際に使われていた明治期のままごと道具がたくさん展示しています。

ままごと道具といっても本物のミニチュアで、実際に料理も出来る品物です。
子供たちはひな祭でのままごとを通じて、大人の女性になるための練習をしていたのです。


もし本当にこのちいさな食器を使ってミニひな懐石なんかを出したらヒットするかもしれませんね。

ちょっと勉強になる池田家のお雛さまでした。

鞆・町並ひな祭 ひな菓子作り大会

$
0
0




今日、午前中は資料館で鞆・町並ひな祭の関連行事であるひな菓子作り大会がありました。
今日は朝からあいにくの天気だった為、テントは張らず資料館の地下のガレージにて行われました。

私は終始もち米を蒸す釜の薪番をしていました。
しかし今日は火の番をしていても寒くて思わず日本酒で暖を取る状態、、、、

時折降る小雨に冷たい風で寒い一日でしたが、予想よりも多くの方が来られました。

温かい保命酒の甘酒や搗きたての温かいお餅は、ひな祭に訪れた皆さんには良いおもてなしになったようです。

なつかしい看板のあるお店

$
0
0
イメージ 1

なつかしい福助足袋のホーロー看板。
 
イメージ 6

福助といえば今も昔も足袋のトップメーカーで創業130年の老舗ブランドです。
 
福助の看板以外にものオニタビというブランドの看板もありました。
 
イメージ 2
 
ここは実家の隣の隣、、、かつてはヤクルトの販売所だった大井さんの家ですが、私が生まれる前は呉服屋さんでした。
 
 
現在はもちろんヤクルトも福助足袋も売っていませんが、かつての店の間では大井さんの知り合いの方が様々な小物を置いて臨時のお店を開いています。
 
イメージ 3
 
店内にはお雛様も、、、
 
イメージ 4
 
正規のお店ではないので営業日は不定期なのであしからず。
 
イメージ 5
 
 
 

鞆の未来の方向性を考える

$
0
0
先日、新聞に尾道市が来年度から国の歴史的風致維持向上計画事業(歴史まちづくり法)の適用を受け、さまざまな事業に取り組むことがほぼ決まったようだとの記事が出ていた。 

この認定により尾道市は今後10年間で30件の事業に取り組み、歴史的風致を活かした観光都市としての磨きをさらにかける取り組みのスタートを切った。
 
イメージ 1
      (観光で「飯が喰えるまち 尾道」 福山市とは比較にならない観光先進都市である。)
 
 
尾道は「仏教寺院」を中心とした歴史的資産と、「港町としての風情」、そして「坂の町の風景」を活かして観光化を推し進めてきた。
車社会では不便極まりない「坂道」を逆転の発想で「観光資源」にし、「歩く観光スタイル」を確立させたアイデアは鞆も見習うべきところである。
また観光スポットと市の中心部の商店街を観光客の周遊エリアとしているところなどは福山市内の商店街も見習うべき点は多い。
 
ソフト事業に於いても積極的で地元出身の映画監督の大林信彦氏をはじめたとした映画やテレビドラマの誘致を常に行い、「港まち尾道」の情報発信をし続けている。
一昨年のNHKの連続ドラマ「てっぱん」ではお好み焼きがクローズアップされ、尾道ラーメンに続く新たな尾道グルメとして週末にはお好み焼き屋に行列が出来る程の賑わいでもある。
今後、歴史まちづくり法を活用して、更なる魅力アップを図り観光を軸とした市の活性化に取り組むだろう。
 
尾道市が歴史まちづくり法の適用を受けて新たなまちづくりを進めることについて、尾道出身の元NHK解説委員で今月から鞆の西町に居を構えた歴史遺産専門家である毛利和雄氏は、「尾道は歴史遺産を活かしたまちづくりの大切さについては、いわば市民の合意ができている」という。
 
私は以前、尾道の会社に勤めていたし、嫁は尾道出身なのでこの毛利氏の言葉はとてもよく理解できる。
尾道市民は町を愛し、またその愛する町を資源として生計をも立てている。
尾道市民のシンボルは港であり坂であり、中世から栄えた仏教寺院などの歴史遺産であり、そしてその中で生活を営む住民を主人公とした歴史的風致なのだ。
 
そういう面では福山市は非常に中途半端だ。
バラ行政を推し進めるのはいいが、、、、その後に続く言葉が全く見えない。
 
尾道だけではなく、竹原市も同様の準備を進めているようで、バブル以前の商業ビル開発に頼るような時代遅れの事業にしか興味がなかった福山市は駅前再開発の失敗に呆然とするばかりで、今後さらにこれらの市と大きく差を付けられることになりそうだ。
 
イメージ 2
                  (町並保存の先進市である竹原市の町並保存地区)
 
 
  鞆では観光化は生活を脅かすとか、観光では飯が喰えないなどという言葉をよく耳にする。
しかし尾道では観光は市の基幹産業でもあり、膨大な雇用も創出している。
またみやげ物などの製造業も非常に盛んで、実は鞆で売られている観光客向けの土産の大半は「Made in 尾道」なのである。
つまり尾道は観光を軸にした産業の循環システムも構築されているのである。
こんな素晴らしい実例が目の前にあるのである。
 
イメージ 3
(鞆の顔的存在の常夜灯界隈も電線がこの通り。歴史まちづくり法などを活用した電柱の地中化事業は、観光化はもとより生活面での改善も図れる。)
 
鞆は尾道や竹原に負けない程の歴史資産や歴史的風致を持ちながら、その町の資産をまだまだ十分に活かせていない。
それは「鞆は歴史遺産を活かしたまちづくりの大切さについては、いわば住民の合意ができていない」とも言えるかもしれない。
 
尾道市が今後取り組む事業を通じて、鞆も未来の方向性を本気で考える時が来ているのではかと思う今日この頃である。
 
 
 
 

なつかしいポスター

$
0
0
臨在宗静観寺の境内にて、、、本堂に飾られているお雛様を見に行った時のことでした。
 
 
イメージ 1
 
見覚えのある超なつかしいポスター、、、、
 
 
なぜか道路は白く塗られた太田家住宅の前の道で挨拶を交わす僧侶とおばあさん。
 
 
この写真は1989年(平成元年)に行われた「海と島の博覧会ひろしま・鞆の浦会場」のポスターの一部です。
 
イメージ 2
 
海島博は全国各地で行われていた博覧会ブームに乗って行われた、いまいち趣旨が分かりにくい博覧会だったのを覚えています。
パビリオンがたった一つだけの鞆の浦会場には当時、人気アイドルだったWINKが来て話題になりましたが、、、大学時代、忙しくバイトをしていた私はこの博覧会には全く足を運ぶことはありませんでした。
ただ町中にこのポスターが貼っていたのをとてもよく覚えています。
 
で、静観寺の境内に貼られていたこのポスターを二十数年ぶりに見て思わず、叫んでしまいました。
な、、、なつかしい!!!!
 
イメージ 3
 
境内にはお雛さまだけではなく、あの山中鹿介を弔う為の位牌も安置されています。
 
鞆・町並ひな祭と古寺めぐりを兼ねて静観寺を訪れるのも良いですよ。
 
イメージ 4
 
 
 
 
 
 
 
Viewing all 1610 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>